えっ!! 全治○○日?!Σ( ̄ロ ̄lll)

トラックドライバー

今日は事故直後からのお話をしていこうと思います。

救急車が爆走する中、私は全身の痛みに耐えていました。

それと寒さ。

医師が全身を観察するためにパンツ以外の衣類はハサミで切って脱がされている状態でした。その上に薄い毛布のようなものを掛けてくれていましたが、真冬の山の中でどんどん体温は奪われました。

痛いし寒いし、「死ぬかもしれない」と思うほど胸部が痛んで呼吸も苦しかったのに、なぜか「あのブラジャー高かったのにな。。。」と、ハサミで切断されたブラジャーの心配をしていました(;’∀’)

 

そうこうしているうちに、救急病院に到着して、レントゲンやCTの検査をされました。

裂傷や擦過傷の処置もしてもらいました。

検査結果を待っていると、看護師さんが私の荷物を持ってきてくれました。

財布、キーケース、スマートフォン、ぐちゃぐちゃに曲がったメガネがありました。

事故の瞬間、フロントガラスが割れて飛び散るのと同時にスマートフォンが車外に飛んでいくのが見えていたので誰かが私物を回収してくれたか、貴重品を集めて救急車に一緒に乗せてくれたようでした。

 

「ずっとスマホが鳴り続けているので確認してみてください。」と、看護師さんが言いました。

まずは着信履歴をザーっと見ました。

一番仲がいい同僚と常務からの不在着信がたくさんありました。

次に発信履歴。

119番通報が私のスマホからされていました。救助してくれた人たちの誰かが電話してくださったようです。

もう一度着信履歴を見てみると常務からの電話を受けている形跡がありました。これも救助してくださった方が、常務に事故の状況などを説明してくれたのだと後から知りました。この方は同じ地元の運送会社のドライバーさんだったようです。今でもその運送会社のトラックを見かけると、手を合わせたくなるくらい感謝しています。

 

裸で病院のベッドに寝かされたまま、どれくらい時間が経ったのでしょうか。看護師さんが娘を案内してきてくれました。娘の顔を見た途端、いろんな感情が湧いてきて泣きそうでした。

私の会社はドライバーの緊急連絡先を控えていなかったので、私の当時付き合っていた彼の連絡先を知っている同僚がまず彼に連絡し、その彼が娘に連絡してくれたようでした。

緊急連絡先を把握していない会社ってどのくらいあるんでしょうね。同僚が彼の連絡先を知らなかったら?彼が私の家族の連絡先を知らなかったら?私の意識がなかったら?どうやって家族と連絡をとっていたんでしょうか。。。もしもの場合に備えるってとても大事なことですよね。

 

娘と話していると、会社の上司や仲のいい同僚たちが救急病院に駆けつけてくれました。

私の意識ははっきりしていたのですが、頭が混乱していて他人の話を集中して聞くことができなくなっていました。心配してきてくれた人たちには申し訳なかったのですが、かっこつけの私は恥ずかしくて面会することができませんでした。

それからも娘と長い時間検査結果を待っていたように思います。やっと医師から説明されたのは「全身打撲」でした。

そしてまさかの「帰っていいですよ」でした。一度帰宅して、また具合いが悪いようなら来てくださいと言われました。

自分の身体の丈夫さにビックリしました。

え?こんなに痛いのにどこも折れてないの?

こんなに息苦しいのに?入院しなくていいんですか?と何度も医師や看護師に聞きました。

道路を封鎖するような事故を起こして、いろんな人に迷惑をかけて、大騒動の結果が軽傷で。。。

なんだか申し訳なくなりましたが、すぐに怪我も治ってまた仕事ができると思うとホッとしました。

私は病院の服を借りて娘と一緒に帰ることにしました。ですが、全身が痛くて立つのが精一杯でした。看護師さんが車イスを用意してくれましたが、骨折もしてないのにかっこ悪くて乗れませんでした。なんとかよちよち歩こうとしていたのですが、「かっこつけずに車イスに乗れー!」と、娘に怒られておとなしく車イスに乗りました( ノД`)シクシク…

「足の一本でも折れていたら堂々と休めるのになあ」「軽傷で休むのは申し訳ないなあ」と、その時は仕事のことばかり心配していました。

ヤンチャをして車やバイクを廃車にしてしまったことは何度かあったのですが、交通事故は初めてでした。「こんなに痛いのか」と。「こんなに頭もおかしくなるのか」と。

自分のことを強い女と思っていたので少し落ち込んでいましたね。

自宅に帰ると静かなせいか気持ちも落ち着いてきましたが、雑音があるとやはり他人の話は耳に入ってきませんでした。さっき話したこともポンっと忘れてしまう始末でした。

自分のベッドに横になってから、上司や同僚に連絡しました。「仕事のことは心配しないでゆっくり養生してください。」と、皆言ってくれました。

それから心配しているであろう彼にも連絡しました。彼は観光バスの運転手だったのですが、その日は地元に帰って来られるコースだったので、会いに来てくれるものだと思っていましたが、「たいした怪我じゃなくてよかったね。なんこちゃんは不死身だね。」と電話で話しただけでした。

その時は私も深く考えませんでしたが普通、事故にあったパートナーの顔を少しでも早く自分の目で確認したくなるもんじゃないんでしょうか?

事故後、ようやく彼に会った時には2週間が経っていました。

遠距離恋愛かよ!同じ市内に住んでるんじゃないのかよ!と、イライラは募っていきますよね。このクズ野郎の話はまた後日書きたいと思います( ´艸`)

 

さて、話は戻ります。身体は休んでいたら治るのかもしれませんが、記憶や情報処理能力が低下していることを娘がとても心配して、事故にあった次の日、もう一度同じ病院を受診することにしました。

頭部のMRIの予約をして、診断書も作ってもらいました。

診断書は警察と保険会社に提出するものでした。

その診断書には「全身打撲・頸椎捻挫、全治10日」と、書かれていました。

ここでひとつめの大きなミスを私は犯します。

もっと精密検査をしてもらうべきでした。なんなら病院を変えるべきでした。そうすれば骨折している箇所も見つかったかもしれません。私は痛みにとても強いのですが、尋常じゃない痛みがずっと続いていて、痛みで目が覚めてしまうほどでした。それなのに。。。今まであまり病院のお世話になったことがなかったせいか、ろくに検査をしなくても「こんなもんなんだな」と納得していました。と、いうか病院嫌いなので早く自宅に帰りたい気持ちのが強かったです。

どうしてこんなに痛いのか。。。原因がわかるのはまだまだ先になります。

 

そんな訳で当時は、「不死身の女」と会社の人たちやドライバー仲間に言われていたようでしたが、やはり不死身ではなかったんですね。ちゃんと40代のおばちゃんの身体だったことがこの後判明していきます。

 

次回は警察の事情聴取のお話をさせてください。

 

またお暇な時にのぞきに来てくださるとうれしいです。

 

 

 

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