保護猫、地域猫(後編)。

愛猫家

毎度~!!なんこです(*´▽`*)

 

前編も読んでくださった皆様ありがとうございます。

コメントやDMをたくさんいただいたんですが、動物好きな優しい人ばかりでした。

 

小さくても、人間じゃなくても、『ひとつの命』ですから好きなだけでペットは飼えません。

そこには大きな責任が伴います。

「飼いたいけどちゃんと世話できるのか心配。」と悩んでいる人がたくさんいて、真剣に命の大切さを考えている人ばかりなんだと知れて嬉しくなりました。

 

動物のボランティアさんもたくさんいらっしゃいますよね。

ただ…私はまともなボランティアさんにはほとんど出会えていません。

まともなのは10人中3人ぐらいだったでしょうか…

こんなこと書いたら炎上しちゃうかもですが(-_-;)

この“へんてこりん”なボランティアさんたちのお話はまたいつか(;^ω^)

 

さて前回の続きでございます。

 

私が出会った“餌やりさん”のお話しです。

 

新しいお仕事をいただいて、普段通らない路地を通った時のことです。

猫さんが5,6匹たむろしている一角があったんです。

次の日も、その次の日も猫さんたちが居る!!

すると、植木の陰にキャットフードが置かれているのを見つけてしまいました。

 

『やっぱり誰かが餌をあげてる。。。』

 

野良猫さんが飢えをしのげるのは、とてもありがたいことです。

ですが前編でもお話ししたように、不妊・去勢手術をしていない野良猫に餌を与えることは、子どもを増やすことになります。

猫や犬は親子や兄妹でも子どもを作ってしまいます。とても繁殖力が強いのです。

 

皆さんは、殺処分されている多くが子猫だということを知っていますか?

愛護センターにやって来る生まれたての子猫は一部ミルクボランティアに託されたりしますが、その大半の命を諦めなければいけないそうです。

餌やりの行為は回り回って殺処分される子猫を増やしているんです。

 

歯がゆいですね。。。

命が増えることは喜ばしいはずなのに。。。

自治体、動物愛護団体、ボランティアさん、里親さん等々ががんばっても全部は救えません。

 

私が出会った路地裏の猫さんたちの耳はカットされていませんでした。

TNRされていると片耳の先っちょを少しだけカットしている場合が多いんです。

ちょうど『さくらの花びら』の様な形なので、“さくら耳”“さくらねこ”などと呼ばれています。

耳をカットするなんてかわいそうかもしれませんが、同じ猫さんに捕獲や手術を繰り返さないための苦肉の策だそうです。

 

その路地裏を週に何度か通っているうちに、餌をあげている人(餌やりさん)にも会うことができたんです。

私は人と関わるのが苦手なので、いつもなら知らない人に声なんてかけないんですが、何を思ったのか「おはようございます!」と笑顔で挨拶してしまいました。

 

数日後、私たちは立ち話しするぐらいまで仲良くなりました。

せっかく仲良くなったのですが、私の目的は“餌やりをやめてもらうこと”でした。

 

私は相手に気持ちが伝わるように、ゆっくり『地域猫活動』について話しました。

餌やりさんは自分が責められていると感じたのでしょうね。

終始暗い表情で聞いておられました。

私は最後には泣きながら話していました。餌やりさんも泣いていました。

可愛がってきた猫さんたちを全員捕獲して手術しなければいけないなんて…辛いはずです。

 

幸いなことにご近所に一緒に餌やりをしている方がいらっしゃるようで、お二人でTNRの活動を進めてみると言ってくださいました。

お二人は既にご近所の方と餌やりのことでトラブルを起こしているようでしたが、これからはご近所にもTNRを説明して、理解してもらえるように餌の管理や糞尿の世話もしてくださるそうです。

 

慣れたボランティアさんに助けてもらおうかとも思ったんですが、餌やりさん二人でがんばるそうです。

私もせっかく仲良しになれたので、何かお手伝いできればと思っています。

 

私が住んでいる地域では、不妊・去勢手術の費用を助成していただけるのでその申請も済ませることができました。

 

皆さんの近くでも、このようなトラブルがあるかもしれません。

とてもデリケートなことだし、関わることは勇気のいることだと思います。

これを読んでくれた方に何か行動を起こして欲しいんじゃなくて、この様な活動や解決策もあることを知っていただきたかったんです。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

また覗きに来てくださいね(=´∇`=)


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