虐待を受けて育った子どもが、どんな大人になるか知っていますか？幼い時に愛情を得られなかっただけで一生苦しむことになります。

毎度！！なんこですm(__)m

近頃、幼い子どもが虐待されて亡くなるニュースや、親が子どもにひどい折檻(せっかん：厳しく叱ること。肉体を苦しめてこらすこと。)をしている音声動画をSNSで見かけることが多いですね。

私は幼少期から中学生ぐらいまでの記憶がほとんどありません。

何かの本で読んだのですが、自分の脳や心を守るために脳が自ら記憶の改ざんを行うそうです。辛すぎることは忘れてしまうのです。

虐待は大きく４つに分けられます。

私はこの虐待のほとんどを経験しています。

では虐待を受けて育ったらどんな大人になると思いますか？

身体的、知的発達が遅れる…十分な食事が与えられないために発育不良を起こすことがあります。殴られたり蹴られた際に頭部外傷が原因で脳や神経系に障害が起きることもあります。

愛着障害、人間関係の構築が困難になる…親から愛情がもらえなかったことで発症することがあります。人を信用することができず、甘えることがとても下手です。恋人と性的関係になるのに時間がかかり、また良好な関係を作れなくなります。

自己肯定感の欠如…自己肯定感とは、自分自身がありのままの自分を認められることです。子どもは親から愛されることで、社会や人に対して信頼関係を構築する基礎が作られると言われています。虐待を受けて育った子どもは、信頼関係を築くことができず自分に自信を持てなくなります。『私は大切にされない存在』『どうせ私なんか』という考えがいつも心の根底にあります。

攻撃的な性格になる…親からの暴力が日常茶飯事で、暴力が問題の解決方法だと学んでいるため、トラブルが起こった際に暴力で解決しようとします。攻撃的な性格ゆえに非行に走ることも多いです。

このように虐待を受けて育った人は、社会でのコミュニケーションにとても苦労します。

そして、虐待をされて育った人は自分の子どもも虐待すると言われたりします。愛し方を知らないからです。

私自身、娘が小学校に入るまではひどい折檻をしていました。

それでも娘は私を信じ、愛してくれました。

愛し方は分からなかったけど、私を信じ甘えてくれる娘は愛しくて仕方なかった。私は誰かに教えてもらうわけでもなく娘を大切に扱うようになりました。

娘は6歳までママが怖かったのを今でもちゃんと覚えているんですよ。それほど、愛している親からの暴力は鮮明に記憶に残るのです。

父は、私の娘を溺愛しました。その姿を見ていて、過去の事を全て許すことができたんです。父もまた愛情を受けずに育ってきた人でした。孫を愛することで子育てをやり直しているように見えました。

私にとって本当の毒親は“母親”です。

幼い時に何があったのか…本当は詳しくここに書きたかったのですが、どうしても書けませんでした。

何度も何度も「あんたなんか生まれてこなければ良かったのに」「あんたなんか産まなきゃよかった」と言われて育ちました。

私は、自分に自信がありません。友人や彼など周りの人たちを信じることもできません。

心を許せるのは犬や猫、娘だけです。

でも、自分の性格が悪いことや自己肯定感が低いことを虐待のせいにしたくはありません。

人は変ることができます。

私も娘を育てながら愛することを学びました。

これからももっと変わっていけるように努力しようと思っています。他人のために変るんじゃなく、自分が幸せになるために、楽に生きていくために変わるんです。

自分が虐待している側なことに気付いていない人も多いかもしれません。“しつけ”と“虐待”の区別ができていないからです。

大人が自分の感情にまかせて子どもを力でコントロールすることは“虐待”です。

子どもが社会生活を送れるように導くことが“しつけ”です。

スマホばかり触っていて声かけをしない、無視をする。これも虐待です。

子どもを見て気にしてあげてください。褒めたり抱きしめることも重要です。

私は認められている。愛されていると感じさせてあげてください。

今からでも遅くはありません。

子どもが成人してしまっていてもやり直せます。何歳になっていても愛情を伝えてください。

虐待が減れば犯罪も減らせます。

～柴田　淳/未成年～

こっち向いてくれないから心を歪めるしかなかったんだ

重い内容になりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございました。

また覗きにきてくださいね。

毒親。。。