豪雨災害。

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(*´︶`*)♡毎度!!

最近 感動して泣くことが多いなんこです。

 

 

令和5年 6月2日 (金曜日)

近畿では初となる線状降水帯が発生しました。

 

前日から列車の計画運休などがアナウンスされていましたが、大したことないだろうと思い、普通に仕事に出かけたんです。

 

心配性の彼は「今日は家に居た方がいいんじゃない?」とずっと言ってましたが、頑固ななんこは 人の言うこと聞かないよね~(^_^;)

 

仕事を始めてすぐに雨は強くなり、白っぽく前が見えないくらいの雨が降ってきて、あっとゆう間に低い土地に水が溜まりはじめました。

 

私は仕事が途中でしたが、車が故障してしまったお客様を自宅に送ることにしました。

送っている途中、バイクが故障して動けなくなった学生さんも車に乗せて 2人を自宅まで送り届けたんです。

 

その時点で お昼の12時ぐらいだったと思います。今日はまだ仕事が終わらないの?と彼からのLINEも入っていたけれど、返信できずにいました。

 

朝10時頃から緊急メールがずっと鳴っていて、既に私の自宅周辺はレベル4の避難指示が出ていました。

 

自宅に猫ちゃんたちも待ってるし、水を汲み上げるポンプを回さなければ すぐ浸水してしまう地域に自宅があるので、急いで自宅に帰ることにしました。

 

渋滞で動かなくなった道や、浸水して通れない道を避けていると、まだすいすい走れるのは川沿いの土手でした。

 

大きな川が 今にも溢れそうになっていて、その川のずーっと下の方には住宅街が広がっています。

体感で、川の水面と住宅街の地面は約5mの差があるように見えました。

 

『この地域から早く出ないとヤバい!!』と思い、住宅街を降りていこうとしたら…

目の前はすでに池のようになっていました。

 

どうしても帰りたかった私は、住宅街の中の少し高い場所に車を停めさせてもらって、この先の道がどうなっているか見に行ってみようと思ったんです。

 

水の中に入っていくと、深さは膝上ぐらいでした。

 

私は水の中を歩きながら、心配していた彼に電話をしました。

今の状況を説明して、なんとか家に帰ろうと思うことを彼に言ったら『何やってるんだ!危ないから すぐ車に戻って動くな!』と彼は言いました。

 

『そやかて、全身びちょ濡れやし猫さんも家も心配やし…』と言い訳しつつ大通りまで出てみると…

一かバチかで車で走り抜けるには 距離もあるし、水深もかなりありました。

足を取られるほどじゃないけど、水の流れも結構ある…

 

私は彼の言う通り車に戻り、元来た道を戻ろうかとも思ったんですが、すでに通行止めになっていました。

 

『知らない住宅街で完全に孤立した。しかも背後には溢れそうな川が迫っている。』

 

私が怖くなって立ちすくんでいると、近所に住んでいる女性が話しかけてきました。

 

「この辺りは大雨が降ると浸水するのよ。でも今日の雨は酷すぎる。こんなに浸水するのは初めてよ。」と話してくれました。

 

その女性と話していると、ご近所の人たちが何人か集まってきました。

 

そして私の話しを聞くと うちに車を停めたらいいよと言ってくれる人や、着替えを貸してくれるという人、うちの2階に避難するといいと言ってくれる人等々、皆さん親切にしてくださいました。

 

 

私は着替えをお借りして、車中で着替えました。

恐怖なのか寒さのせいなのか ずっと震えが止まりませんでした。

この時点で、警戒レベルは5。

 

満潮は17時半頃。

この辺りは汽水域だから 潮が引けば水も引く。とりあえず、やれる事をやろう!と思い、自宅の近所の人に電話をしました。

その方に猫たちの世話をお願いして、娘に電話をして無事を確認しました。

 

そして彼にも電話をしました。

私の無事を報告しましたが、彼は心配しすぎて発狂寸前だったと思います。

「もういいからご近所の2階に避難させてもらうか、車の中に居て動くな。」と何度も言ってました。

 

彼は西日本豪雨を経験しているので、心配で仕方なかったんだと思う。

いや…毎日何かしら私を心配している心配性さんです(*´꒳`*)

 

 

しかし、まずいことに車に置いていた充電ケーブルが壊れていて、スマホを充電できません。

 

彼や娘以外にも心配してくれる方々からLINEがたくさん来ていましたが、バッテリーが残り少なくて返信ができませんでした。

ごめんなさい。

 

 

19時半…

満潮が過ぎて、水位が下がっているかと思いきや…

『増えてる。。。』

 

とにかく娘や彼の声が聞きたかったし、私が無事なことも伝えたかったので…

『よし!充電器買いに行くぞ!』と、やっとコンビニに行く気になりました。

 

濡れた服にまた着替え直して、近所のコンビニまで歩いて行きました。

 

その時の水位は股間の辺りまで来ていて、流れも早くなっていました。

立ち往生の車も増えていたし、今日中に帰ることを諦めた瞬間です。

 

濡れた服も 洪水の中を歩くのも、気持ち悪いし怖かったけど、充電器は買いに行って本当に良かったです。

て言うか、充電器や発電機は絶対常備しておかないとダメですね。

 

初めての豪雨災害で思ったことは、家に帰りたいからと言って水位が分からない水の中に、車で突っ込むのは絶対にダメだということ。

避難所に避難する為に無理に移動するのも危険なので、その場で身を守る行動を取らなければいけません。

季節を問わず、衣類をできるだけ濡らさないことも大切です。

濡れた衣類は体温もやる気も奪っていきます。

 

川や田んぼを見に行くのも絶対にダメです!

水の力は簡単に護岸を削っていきます。

日常じゃない光景をSNSに投稿したい気持ちも分かりますが、危険を冒してまで撮影に行ってはダメです。

 

 

スマホを充電して、私は娘や彼と電話で話して 少し落ち着きました。

川から変な音がするものの、車の中で少し横になって休むこともできました。

 

 

23時頃…

ようやく水が減り始め本当に安心しました。

ほとんど眠れなかったけど、離れて心配していた彼もほとんど寝ていないと思います。

 

 

3時頃…

アスファルトが見えるぐらい水が減っていましたが、彼に明るくなるまで動くなと言われ 日の出を待つことにしました。

 

4時半頃…

完全に水が引き、辺りが明るくなり始めたので 自宅に帰ることにしました。

 

自宅までの最短ルートは川沿いでしたが、それを避けて 大きな国道の方に出ました。

 

道の真ん中に何台も車が乗り捨てられていましたが、その車をかわしながら国道まで出てみると、私が居た地域が外から入って来られないようにバリケードされている事がわかりました。

 

水は引いていたけれど、被害の大きさに驚いて 写真すら撮ることができませんでした。

後から知ったのですが、私が居た反対側に 川の水が越水して大変なことになっていました。

 

 

私は、自宅まで15分ぐらいの距離を一時間ぐらいかけて帰りました。

 

水は引いたものの、残された泥や流木、ゴミから異臭がしていたので ほぼ丸一日片付けをしました。

 

大雨と浸水にパニックになり、土地勘もないのに走りまくり、知らないところで一夜を過ごす事になるなんて…ですよ!

自分のバカさ加減に呆れる。

恐がりな私を落ち着かせようとしてくれた娘と彼に本当に感謝しています。

特に彼は 一晩中付き合ってくれて、バカな私をリモート操作してくれました。

バカで頑固で負けず嫌いな私を、リモート操作できるのは彼しかいないでしょう(;’∀’)

 

自宅周辺でポンプで水を汲み上げてくれた人たちにも感謝だし、大雨の中 猫ちゃんたちの世話をしてくれたご近所さんにも大感謝。

何より、生かしてくれた奇跡の連続に本当に感謝しています。

 

コメント

  1. なんこさん、こんばんは🌛

    あの中をでかけていたんですね!

    線状降水帯があるから
    出ちゃダメですよ。

    私は回送途中に
    西日本豪雨災害にあいました。

    雨が強くなり始めて
    やばいやばいいいながら
    岡山空港から松江に納車でしたが
    岡山空港降り始めから
    アスファルトに茶色の水が出始めました。

    山をおりるのも
    茶色の川みたいな中を降りて
    松江に向かう道は川沿いです。

    川とアスファルトの高さが
    もう少しでツライチ!

    え!!っていいながら
    薄日が差してきた国道を走り
    松江に納車して

    松江駅についたら
    は??
    電車がない💦
    動いてないんです。

    請負なので
    そこに連絡してもうんもすんもない💦

    ホテルはみな埋まり(帰れない人達)
    駅で野宿!?
    娘が待ってる。
    困り果てていたら
    他の回送員さんが迎えに来てくれました。

    私は無事帰れたんですけど
    回送員さんは
    安芸矢野、熊野方面で
    どっぷり流されてしまいました。

    もう1人の方もおられたのですが
    車が軽くて
    流されて木に引っかかり一命を取りとめました。

    その方が言われていましたが
    車は浸水すると
    というか、水かさが増すと
    ハンドルはついてても意味をなさない、
    ブレーキなんて意味無い、
    流されるだけと。

    木がなかったら
    2台とも流されていたと思います。

    電気関係がダメになるのはそうですけど、
    それまでが恐怖でしかないです。

    カレシさんがうるさく言ったのは
    そんな体験があるか、見てきたかどちらかですよ!

    なんこさん
    あぶないんですよ?
    あれ以来
    線状降水帯って聞くだけで
    ブルっとします。

    あの後、水道局が機能しなくなり
    水がなかったのですが
    うちは風呂に水を張ってるので
    何とかなりました。

    飲水はペットボトルの買い置きで何とかしました。
    緑茶のペットボトルは歯磨きに利用。

    カレシさん、
    生きた心地しなかったのでは?

    また台風来ますけど
    今度は天気予報みてくださいね!

    お片付け行けなくてごめんなさい!

  2. ぴかりさん いつもありがとうございます。

    朝は小雨で、近所の小学生も登校していたので 私も普通に仕事に行ってしまいました。

    初めての線状降水帯で、県内の人みんな予想をはるかに超えた雨量に震えたと思います。

    天気予報もですが、列車が計画運休する予定を聞いていながら 本当に舐めていたと、自分に呆れてしまいます。

    ぴかりさんも大変な経験をされているんですね。
    流される前に避難できて本当に良かったです。
    こんな場合、助かったのは奇跡の連続としか思えません。

    彼も仕事中に西日本豪雨にあい、足止めされたようです。

    気が狂うほどの心配をかけてしまいました。

    一度経験したので 流石にこれからは気を付けていきたいと思います。

    自然を舐めてはいけませんね。

  3. 無事で良かったです‼️

    娘さんに気が狂うほどの
    心配をかけないように…

  4. 亮さん 久しぶりのコメントありがとう😊

    いつも心配かけてごめんなさい。

    これからも頼りにしています。

    ふしだら者ですが、よろしくお願いいたします。

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