心を傷めている人へ。

令和6年 能登半島地震の報に接し、心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い再建をお祈り申し上げます。

 

 

元日から悲しいニュースが続いています。

今 私にできるのは、わずかながら寄付をさせていただくことだけです。

もう少し時間が経てば、他にできる事があると思い、これ以上被害が大きくならないようにと祈り続けています。

 

 

繊細な気質の人は共感力がとても強く、他人の痛みや悲しみを深く受け止めてしまいます。

 

ニュース報道を見て、眠れないし、食事も喉を通らなくなったという人もいらっしゃると思います。

 

一日中、被災地の情報をテレビで流していたりしませんか？

SNSの本当か嘘か分からない投稿を、食らいついて見ていたりしませんか？

そんな事をしていたら、繊細さんは壊れてしまいます。

 

『私は被害にあっていないのに辛いと言ってはいけない。』

『私は安全な場所に居るのに怖いと言ってはいけない。』と、自分の感情を抑えて我慢している人も多いんじゃないでしょうか。

ですが、これは人間として当たり前の感情です。

我慢することなく『辛いね、怖いね。』と、自分の感情を受け入れてあげるようにしてください。

 

今、寒くて怖い思いをしている人がいるのに、当事者じゃない自分は せめて浮かれず被災地の情報を見続けて、心だけでも寄り添いたいと思っていませんか？

そんな事をして、あなた自身の心が壊れてしまったら支援すら出来なくなってしまいます。

今は現地に向かっても救助の妨げになりますし、いつも通りの暮らしをする事が被災した方々の為にもなると思っています。

 

また、ニュース報道を見るのが辛い時にはテレビやネットから離れるようにしてください。

辛い気持ちの時は情報を追うのはやめましょう。

ニュースを見ないことが『薄情だ』という事にはなりません。

落ち着いたら できる事が必ずあります。

現場も自分の気持ちも落ち着いてから、できる支援を考えればいいと思います。

 

特にSNS(主にＸ)では、被災地の映像等がたくさん流れてくると思います。

それらを辛く感じるなら、しばらく離れてください。

 

近年、大きな災害が続いていますので、被災してPTSDで苦しんでいる方がたくさんいらっしゃると思いますが、そんな方も どうかテレビやネット、SNSから離れるようにしてください。

落ち着いていると思っていても、フラッシュバックは起こります。

経験者だからこそ支援できる事が必ずあります。

今は、自分の心を労り守ってください。

 

知識や経験のない まだ小さな子どもさんがいるご家庭でも、テレビでずっと報道を流しているのは、子どもさんの心身に悪影響が出るかと思います。

子どもさん向けの番組やDVDなどを流していても不謹慎ではありません。

子どもさんの心身の健康を優先してあげましょう。

 

繊細で心が辛くなるから、ニュースや報道を見ないというのは、決して不謹慎ではありません。

何度も言いますが、落ち着けば できる事が必ずあります。

 

私はこの数日間、ニュース等は文字かラジオで知るようにしています。

あとは娘や彼から詳しく聞くこともあります。

辛い、苦しい、怖いという感情も彼が全て受け止めてくれています。

当事者じゃなくても、こんなに辛いんだから、被災した方たちの痛みは計り知れません。

その方たちを今後支えるためにも、今は自分の心身の健康を優先してください。

 

そろそろ、救援物資を受け付ける団体も出てくる頃だと思います。

それらは、ニュース等を一日中見ていなくても、各自治体やNPO法人のホームページから見ることができます。

 

繊細さんでも支援できる事が必ずありますから、ニュース報道等で辛くなる方は、まずテレビ、インターネット、SNSから離れてください。

自分の気持ちが落ち着いたら、できる支援をしていきましょう。

 

全てを何かのせいにしたくなる気持ちも分かります。

意見の違う人を叩きたくなる気持ちも分かります。

ネットではインプレッション稼ぎで、わざと心情を逆撫でする輩もたくさんいます。

炎上商法なのだから、そんな輩を真面目に相手にしてもストレスがたまるだけです。

 

こんな時だからこそ、自分にも他人にも優しい気持ちでいてください。

まずは心を守ってください。

お願いします。

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いつものように優しい声で

いつものように…

大丈夫だよ。